Archive for 1月, 2007

30th 1月 2007

「死」について考えさせられる時期

先週、サラリーマン時代の先輩がお亡くなりになられました。
飲みっぷりが有名な方で、
私も新入社員から、ちょくちょく飲みに連れてってもらっては、
飲みすぎて、次の日の出社が怪しかったのが、
今も懐かしく思い起こされます。
そして、ちょうど同じころ、
お店の隣の自転車屋さんのご主人も。
商店街で、これからどう活性化していくか
そんな会合をしている最中、
叔父の前で倒れ、そのまま帰らぬ人に。
新聞を見れば、
世界最高年齢だったかたが、
お二人続けてお亡くなりに・・・
1年でももっとも寒くなるこの時期、
「死」がとても近くなります。
私の父も、
今から17年前。
2月のはじめ、寒い寒い日、
帰らぬ人となりました。
病院の一室で、
父の最後の一息を家族で見守っていたのを
今も覚えています。
「死」というものがやがて訪れることを
人は知っています。
だから私は思っています。
やってみたいと思うことが
許される限りはチャレンジしてみようと。
言い訳を言っている暇も
人をうらやんでいる時間も
文句をつけている一瞬も
もったいないって。
2月7日の手作りの会をはじめ、
イベントがしばらく目白押しです。
(驚かないで下さいね。。。)
こちらでもお誘いをさせていただきますので、
時間があれば遊びに来て下さい!

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28th 1月 2007

弊店にて手作りの会開催します。ぜひお運びくださいませ

敷居が高いと言われがちな着物屋さんですが、
こういったイベントでお運びいただければ幸いです。
御着物をお召しになられなくても、
和風の小物が、お好きな方は、ぜひ覗いてください!

着物地で手作りの会

2月7日(水) 13~18時
場所 弊店 
予約不要・無料

カルチャースクール講師を招き、
着物地を使った手芸品のご相談会を開催致します。
一人一人のスキルや要望に合わせて、
どんな手作り品が可能か親切にアドバイスさせて頂きますので、
裁縫が苦手な方、初心者の方もお勧めです!!
また、当日はその場で参加可能な和装用の髪飾り体験教室も(参加費500円。先着30名まで。参加随時・持ち物不要・材料費込)。

また着物のハギレ大セール(100円~)も同時開催。
2007年は着物地を取り入れ、オシャレに磨きをかけてください! 
自分で作成が心配な方は、先生へのオーダーも可能です。
気に入った着物地でお洋服を作ってみませんか?

参考 プルオーバー オーダー料 5,000円
Kimono Shopさかえ屋
048-641-8137
※地元紙でインフォメーションしていただけることになったので、
当日多少混雑が予想されます。
昔の100坪あったお店とは違い、今は10坪なので、
窮屈な思いをおかけして大変申し訳ありませんが、
何卒ご容赦ください。
着物からドレス採寸風景

きもの地でつくったお帽子 お気に召された方が、3個せっとでご購入くださいました。
私のお気に入り、小紋からつくったシャツ これにジーンズを合わせて着ています。

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27th 1月 2007

紀元前3500年 亀は大変だった・・・

以前に、「母性とは作らるもの」
ということをテーマにした本を読みました。
(そしてその時は、この説にはまっていてた。。。)
そのテーマに対して、
疑問をなげかける事象を学びました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
以前にも記させていただきましたが、
このアルクさんのたくさんのビューのサイト中で、
いち呉服屋がブログを披露すのですから、
読んでいただいて、何かひとつでもお役になれればと思ってます。
そのため、今回は着物から離れたことですが、
とても興味深いと思ったことなので、書かせていただくことにしました。
そして、最近ブログを呼んでくださっている方に
メールを頂戴したり、ご来店を頂き、
ポジティブなコメントを頂戴し、
大変大変励まされます。
私ができる感謝の印として、
「より良い生活のお力になれる」
そう思ったことはなるべくブログに記して
いこうと思った次第です。
よかったら以前より頻繁に更新しますので、
ちょくちょくご訪問頂ければい幸いです。
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・・・前置きが長くなりました。
昨日、亀甲展という書道の展覧会に伺いました。
(中央はお誘いを頂いたアナウンサー福島まりこさんの作品 「稲光・雷鳴・慈雨」とご自身を表されたそうです。 稲光は、神のシンボル。車輪が4個つながった、雷。雨は、点だけでも、表現されてたそうです。 そばにたつと、何か降り注いでくる気持ちがしました)
紀元前3500年の中国。
そのころ亀の甲羅の裏を紙代わりに使っており、
そこで書かれた漢字が
今の漢字の元祖となったと昨日伺いました。
 (亀は大変でしたよね・・・こればかりではなく、占いのため燃やされていたりしたそうです・・)
その元祖の漢字たちは、
表意(語)文字ですので、
もともと伝えたいメッセージを持っています
想像しやすいのは、「月」という漢字、
三日月の形に似ていますよね??
昨日、そこで印象に残った漢字がありました。
それは

「好」  スキという漢字。

これは「女」が「子供」に対する行動の現われなのだと。
「好き」という行動を表現するために、
「女性」と「子供」をセットにした、紀元前3500年前。
この行動はもしや、女性の母性のことかもしれない。
そうなると母性とは生まれ持っていたものなの・・・?
私があの時影響を受けた
「母性とは作られたもの」という話を
打ち消す説得力を感じました。
だって今のような近代化されておらず、
ハングリーに生きなくてはいけなかった時代。
メディアもなく、
情報に翻弄されない、毎日ですよ。
人間が本能のまま行動していたのだったら、
その行動は正直なのかもしれない。
漢字は、伝えたいメッセージをもって
人間が生み出した知恵。
何か行動や固有物を表語化したことを知ると、
とても一つ一つの漢字が愛おしく思えてきます。

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25th 1月 2007

「江戸時代、恋にはお手本があった」

「江戸時代」を研究テーマにされている
法政大学の田中優子教授。
着物で教鞭をとられていたことでも有名です。
この田中先生の「江戸の恋 -『粋』と『艶気』に生きる」

という第一章は、タイトルにつかった

「江戸時代、恋にはお手本があった」

と意味深な文から始まります。
「お会ってお話してみたい」 そう思わされた1冊。
そこにちょうど大学院生に戻った友人が、田中先生の講義案内をくれ、
昨日幸運にも、先生にお会いできました。(ありがとうB君!!)
自分の読んだ本を書いたり、話したりするのは苦手なのですが、、、
(その本が好きになると、熱弁をふるってしまい、議論になることが・・・
ご理解頂ければ嬉しいのですが、議論は私の性格とは別ものです!
先生には本当にお世話になり、
そのお礼をこめて、この本と
明日の魅力的な会のご案内をさせて頂きます。
明日 2007年1月26日(金) 
18:30~20:00(18:00開場)
八重洲ブックセンターにて
女流義太夫の世界 Vol.9
■『東海道中膝栗毛(弥次喜多)~赤坂並木より古寺まで~』
■トーク 田中優子×金原瑞人(法政大学社会学部教授・翻訳家)

詳細・・> http://www.yaesu-book.co.jp/bookfair/fairlist.html#gidayuu
この「江戸の恋」という本には、
印象的な事柄がたくさん書かれていますが、
まずお知らせすべきことは
「現代人と江戸の人の持つ恋愛に対する考えとは違っていた」
ということでしょう。
具体例をあげるならば・・・
初恋 子供が性や恋へ関心を持つことは
親たちにとって恥や怒るべきことではなく、
命のほとばしり、健康の印であった。
そして初恋は当人にとっては、
人間や社会の矛盾や複雑さに気がつく場所でもあった

テレビゲームのように自分の命令で動くものだけを相手にしていると。。。
こいうことに気がつきにくいのでは??

昨日の授業では、「布」についてもお話下さりました。
一番興味をもったのは、
綿栽培は「江戸」そのものであったということ。
このお話は、私自身ももっと勉強して、
今年の夏の浴衣のイベントでご紹介させていただければと思っております。
衝撃的な内容は、
インドのマハトマガンジーの紹介をしつつ
「自分の着るものを自分で作る
それは服装は自分の思想の塊であるから」(う~ん うまくまとめられない・・・)
というメッセージをこめたお話。
ガンジーは、イギリスからの植民地支配脱しようとしたとき
綿花をつむぐ糸車をシンボルとしました。
 (国旗中央も糸車です)
「インド人よ!再度、糸車をまわそう!」
という思いを込め。
インドはイギリスに支配されるまで、
一番の綿布生産国でした。
近代化されるまでの産業は、
大きくはその国の気候風土と歴史に由来します。(だから日本は綿栽培が遅れたのです)
インドの暑い気候・肥えた土地は綿の栽培に適していました。

産業革命後のイギリスは
インドから安い綿花(原料)を購入し、
国内の機械で綿布(製品)を大量生産、
そして今度はそれをインドに高額で売りつけました。
市場開発は常に植民地を必要としていた
その著しい例です。
私はこの話を聞いていて、
今の日本を憂えずにはいられませんでした。
日本古来の産業、養蚕は、
今は見る影もありません。

安い蚕が中国・ブラジルから押し寄せるからです。
植民地支配ではないのに
日本人は自分で着るものを
自国ではまかなえなくなってきている・・・
チェーン店で開催される
着物の即売会などをのぞくと、
うぎょ!
と思うよな、着物があります。
新しいものなのに、安い・・
でもその色は・・・
それは、糸染めまでも外国で加工されているからでしょう。
日本ほどきれいな水が豊かにある国は、世界にはそうありません。
染色には美しい水が必要なのです。(もちろん技術と芸術的センスも)
にごった水・少ない水では
クリアーな色は出せません。
だからスミがかっていたり、
思いっきり蛍光塗料の色なのです。
そいう御着物を見ると・・
「日本の今までの歴史のしっぺ返し?」
なーんて。
先週末に弊店はんなり倶楽部の新年会を開催。
珍しい「居合」のパフォーマンスを会員さんが披露して下さりました。
よかったらこちらの「二代目日記」でご覧くださいませ>http://2daime.kimono-sakaeya.com/?eid=556669

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22nd 1月 2007

これからの着物呉服店 リサイクルとお誂えを調和していくこと

一昔前までは「リサイクル着物」というのは、まだ考えらていませんでした。
着物といえば、反物を選び、
自分のサイズに仕立ててもらって・・・
しかし、ここまでリサイクル着物が市民権を得た現在、
呉服屋さんの知識のあり方も変わってきている気がします。
===ある日の出来事====
お出かけの日が雨という予報なので、
あるお客様が弊店にリサイクルのレインコートを探しに見えられました。
お召しになれる着物の裄(ゆき:背中から手首の長さ)の長さを伺って、
「これはリサイクルで見つけるのは難しい」
と、思わずにはいられませんでした。
その方は着物の裄を 1尺8寸2分 であつらえたとのこと。
リサイクルに多い 女寸法が  1尺6寸5分   (1尺6寸7分)
数は減るが なんとかあるのが 男寸法の 1尺7寸5分 (1尺7寸7分)
※レインコートは着物より2分ほど長く作られているので ( )のものがリサイクルのレインコートの裄の目安。
このお客様は1尺8寸5分の裄のレインコートが必要となるのですが・・・
リサイクル品というのは、どなたがお誂えされたものとなります。
だいたい、女寸法か男寸法かで作っていた時代の着物が多いので、
8寸を超えるのは本当にごくわずか・・まして8寸5分は・・・
既製品でもお探ししましたが、
やはり8寸が限度でした。
伺えば、つい最近着物をお誂えしたとのこと、
着物屋さんは良かれとしたと思いますが、
これから彼女はこの着物に合わせた備品は
すべてお誂えにするか、リサイクルをお仕立てしなくてはなりません。
これは結構な出費になるでしょう。
着物の付属品の襦袢やコートなのどは、
その人のサイズよりも、
基本となる着物に合わせるほうが美しいのです。
なぜならば、袖やわきの下から襦袢が見えたり、
コートから着物がのぞくというのは・・・
私はこういうことがあると、
すぐに母と叔父に話をして、
新しい呉服店のあり方として、
お誂えの際にはこうお話しようと提案しています。
「腕が長くてらっしゃいますが、
洋服のように、お袖をぴったりにしてしまうと、
今後、コートなどはすべてお誂えになってしまいます。
もしリサイクルも併用して
リーズナブルに着物を楽しみたいなら、
長くても男寸法がお勧めですよ」と。

実はわたしも腕が長いで、本来は1尺8寸でが理想的なのですが、
いろいろ考えて、仕立てるときはすべて裄は男寸法にしています。
そのおかげで、リサイクルで雨コートも手に入れることが出来ました。
ただ私が唯一、洋服のようにぴったりと採寸をしてもいいと思うのは、
、浴衣だけ
浴衣は基本的に羽織や襦袢を着ません。
他の付属を気にしないので、
思い切ってぴったりのサイズでも浴衣はかまわないと私は思うからです。
 (私のこの着物は実はリサイクル。なんですよ(^^) みんなさん似合うといってくれてうれしいのですが。  帯は母のものを借りています。 
母はこの着物も合わせて、全てお誂えや別注品。 やはり時代が変われば、状況も変わってきますよね。 私が別注(模様なども全て支持する)ができるようになるには、あと何年かかるのかな?)
今までのように「お誂え」だけを考えていたのでは、
お客様の着物ライフを応援できる呉服屋さんはなくなるのだなあ、

と日々思い、
新しい呉服店のあり方を「創造」してやまない毎日です。
おまけ・・・>外国人の方から、「着物屋とは何なんだ?お前は着物を縫えないし、機も織れないじゃないか」
というごもっともなご質問を頂き、
英語で「着物屋とは何か?」を完成させました。
よかったら苦労の結晶をこちらで見てみてください!>http://english.kimono-sakaeya.com/?eid=266934

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15th 1月 2007

二度と戻らぬかもしれない人を愛すること

「着物」が似合う似合わないというお話。
一度、国籍を超えて考えてみたいと思います。
昨年末、忘れられないお客様がいらっしゃいました。
アメリカ人のジャネット。
お店の1日着物レンタルに参加されました。

来店早々、物憂げな表情。
「どうしてだろう?」と思いつつ、
お着物着替えていただき、姿を拝見した瞬間、
「ああなんて、きれいなんだろう」と思わずにはいられませんでした。
物憂げな、悲しげな表情が、着物とよく調和するのです。
体をやさしく大きな布、着物が包み込みます。
それが返って表情を引き立たせ、
潤んだ瞳が美しくはかなげで・・・
その後、着物姿で神社にご案内した時、お話を伺うと
旦那様が航空部隊で、イラクに赴いているとのこと・・・
言葉に詰まりました。
そして、先週末芸者さんとご一緒をする機会を持ちました。
踊りを30年以上お稽古されている本当の芸者(芸子)さんであるため、
やはり着物がとてもとてもお似合いになります。

芸者さんももともとは戦士のために、
始まった商売だとも言われています。
二度と戻らぬかもしれない人を愛すること。
「憂う」美しさ には、
国境はないのかもしれません。
そして「憂い」を一番受け止める衣装は着物なのかも・・・
肌の大きく見せた衣装では気がつかない、
着物は表情の機微を一番際だたせてくれる衣装なのかもしれません。

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08th 1月 2007

着物姿に出会う季節 

年末年始 着物でお出かけされる方を多く見かけるシーズンです。

忘年会、年の瀬のご挨拶、新年会、初稽古、お年始のご挨拶・・・
←友達と着物で忘年会
そして今日は成人式!
着物姿に道で出会うと、ふと心が休まる気がします。
きれいな柄だな~とか
合わせ方が素敵だな~
などなど、目が追わずにはいられません。
そしてそれは男性の着物姿にもそうです。
驚きと、好感と、畏敬の念!
外国人の女友人たちは「日本人の男性は着物を着るともっとCUTEなのになぜ着ないの?」って。

(左)先日の鷹の羽裏の入った着物をお召しになって
(右)お洋服でもお好きな茶色をコーディネートさせてもらいました
そして他のお客様からこのようなブログを頂戴いたしました↓
http://www.takubo.net/blog/archives/2007/01/post_67.html
さあ男性の皆さん ぜひもっとお着物をお召しになってくださいね。
(こちらの Girls talk のテーマに微妙にずれている!?)

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06th 1月 2007

あけましておめでとうございます! memories of 2005,6 and toward 2007

あけましておめでとうございます。
新年のご挨拶が遅れまして、まことにお恥ずかしい限りです。申し訳ありません。
お休みの間、時間を見つけては作っていたあるものがついに出来上がりました!
それがこちらです↓

Kahori's 2005/2006&2007
もしこちが開かなければこちらをどうぞ>Kahori2005/6アルバム
これは、外国人の友達への NEW Yearメールに添付するアルバムです(旧暦になっちゃいますね。。)。
外国人の友人は、ノルウェー行きを決めてから、
英語の勉強をはじめるにあたり、仲良くしてもらったり、(わざわざユースホステルに泊まって外国人の友達をつくってたっけ。。。)
そしてもちろん留学時代、お店のイベントで知り合うことも多く、
今では100名以上の方と交友をさせていただいています。
英語ってずーっと使ってないと、
だんだん使うのが億劫になりませんか?
それで、不義理にしていてたことが、面目なく、このようなサイトを作りました。
そして私自身もそろそろ楽しかった過去を一度整理し、
2007年の新しいチャレンジ・出会いに備えないといけないと思い。
あまりにも過去が楽しすぎて、未来に大きな希望を見つけられずにいる気が自分でしたので。
その証に、実はノルウェーで着ていた着物は、
思い出が詰まりすぎていて着られなかったんです(><)
でもそれでは、これからの輝く未来に申し訳ないですよね!
前向きに!
さあお店も今日から開店しました。
ちょっと遅いですが、
どうか皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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