10th 5月 2007

破産、そして不治の病 ある大島紬伝統工芸士の紹介

膿胞性乾癬という、
死をも覚悟する 難病をご存知の方は少ないでしょう。
日本人での発症率は0.1%
私も重田さんに出会い、初めて知りました。
どれほどつらい病気かということは、
私からご説明申し上げるより、
重田さんのこちらのブログ
で感じていただければと思います。

重田さんは、本場大島紬の伝統工芸士さん

(伝統工芸士についてはこちらのサイトへ。現在4,592名のみ)
博多旅行中、デパートで実演をされているところ、
たまたまお知り合いになれました。
12年の実務暦が必要なため、
40代の伝統工芸士に出会うのは、
実は重田さんが始めて。
伝統工芸士さんには珍しく、
パソコンOKなので、メールなどで交友が始まりました。
そして2週間後、
相変わらずの行動力で、
鹿児島の工房へお邪魔をさせて頂くことに!
映画のお富さんの食堂の前で)
「よくきたね~」と奥様と一緒に空港まで出迎えてくれ、その後知覧の平和記念館に。
(右翼じゃないですよ~
予科練を出た父と戦前生まれの親戚に、特攻隊の基地はぜったい行くべきだと育ったので。
感想は「修学旅行はみんな知覧に行くべし!」です。
そして、「どうしてこの戦争が起きたのか?」
「戦争はどうして悪いことなのか?」
「どうしたらよかったのか?」など生徒でで話し合うべきなんじゃないかな?)
大島の工程の絵図
今回、大島紬の何十という行程も勉強してきましたが、
せっかく生の(!?)大島紬伝統工芸士さんに出会えたのですから、
そのお話に私の視点を加えて、
ここではご紹介させていただきたいと思っています。
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その前に大島紬について
絹を奄美大島特有の泥で染めると、絹のセリシンと化学反応し、しなやかな繊維に。
軽くて肌すべりが良い着心地と、光沢のある見た目は、まさに着物界のカシミア。
その糸を織ることで、模様を創出するために、作品の完成には1年以上要する事も。
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~重田さんと大島紬~
0. 大島紬職人の父
   奄美大島で生まれる
  
1. 奄美大島から鹿児島市へ 移住
   多くの大島紬職人さんが
   奄美大島から鹿児島市への
   よりよい製作環境を求め移住
2. 着物ブーム巻き起こる
  特に大島紬は、
  その贅沢な作りと肌触りから、
  高度経済成長時には大ブームに
  「道路を越えたら、値段が倍になる」とも
3. 着物業界の破綻
   バブルが弾け、高級品は窮地に
   特に呉服業界は、乱暴な経営をしていた会社が多く、
  たくさんの会社が倒産・連鎖倒産しました
  ~重田さんの会社も連鎖倒産
    その後、復活~
4. 今の状況
  
  着物愛好者の減少 
  リサイクル着物の定着化
  既得概念の強い業界
  
  そして、重田さんはプラス闘病・・・
 
5. 私の考え
もうすぐ発行のある雑誌の取材で、
告白をしたのですが・・

着物業界はこのままの流通形態では
共倒れは必死でしょう。

流通会社を守るか、
作り手を守るか、
というのを小売店の立場で問われたら、
もちろん「作り手!」ですよね。
流通はこの世の中、自分でなんとかできるだから。
私は今、重田さんたちが

一筋に守り伝える伝統工芸を

目を養う努力いとわない、
自立した消費者を目指す消費者さんに

PRできる人間になれたらいいなって思っています。

その決意表明(!?)
この場をお借りして、
呉服業界もやればできる!
ってところをお見せしたいと思います。

左 夏大島 98,000円(初代一番のお勧め。夏は肌ざわり+涼しさにかけて夏大島はいいのよと力説) 右 矢絣模様 168,000円  (二代目が一番好きな柄。 泥染めと紫の発色がいい!)
左写真 点前
 吉祥文様  180,000円
 さすが九マルキという緻密さ
 
次写真は「一輪花」(後出)の製作風景 
一番点前が、ツガ小紋 古代染色純泥染め138,000円(私ならぜったいこれで羽織つくるな~) 
一輪花 158,000円

夏大島以外は以下に適合
九マルキ*
本場大島織物共同組合登録商標あり
経済産業大臣指定伝統工芸品シールあり 

*マルキとは経糸総数(1240本)に占める絣(かすり)糸が何本使用されているかの割合をあらわす単位です。(1マルキはカスリ糸80本です) 
   ・9マルキ式:    9.6×80本 = 768本(経カスリ糸)    
   
本数が一番多いので、時に本マルキといわれています!
さらに詳しい重田さんのお話は、
こちらのブログを http://blogs.yahoo.co.jp/japanpirate/archive/2007/4/16
病気は自分で戦うしかない。
だから重田さんは強いし、自立してる!
職人さんは本当に自分の手で生活をしているので、一般的に自立しているけど、重田さんはもっと人生がよく見えて、自立していると思う。それが反物に現れている。(超手が込んでいます・・)
ちなみに・・・「道路をひとつ越えると倍になる」といわれた時期、
我が父上が奄美大島で購入した紳士向けの大島紬は・・・
びっくりプライスで、こちらでご案内しております~  
http://0719.shop3.makeshop.jp/shopdetail/002001000002/brandname/

2 Responses to “破産、そして不治の病 ある大島紬伝統工芸士の紹介”

  1. しげしげ Says:

    越智さんに出会えて!とても良かったです。感謝しています!

  2. 越智 香保利 Says:

    私もですよ~
    末永くどうぞよろしくね!

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