12th 5月 2007

10,000,000円の着物


もし、初代に「なんでも好きな着物作って良いわよ。店で作ってあげる」
と、夢のようなことを言われたら。
私は人間国宝に誂えで絵を描いてもらうより、
地球に根付いた着物が欲しい。
地球に根付いたというのは、
その風土・気候・歴史が織り成した着物。
例えば、からむし織りの着物とか、 (絹や綿がない場所でつくられた、麻を使った着物)
それこそ大島紬など。(大島の独特の泥でしか、絹のセリシンと化学反応しない)
そしてこの小千谷紬も、その地球に根付いた着物でしょう。
小千谷縮 反物・仕立て代込みで59,000円  
小千谷縮とは、夏着物の代表ともいえる存在。
新潟県小千谷地方で作られている麻の着物。
苧麻を使い、縦糸に強い撚りをかけた織物は、
独特のシボができ、肌への接触面が少ないため、夏の衣に適しています。
江戸幕府へ献上されており、献上品らしく、
最後は雪に晒し、色を漂白し、磨きをかける。
高温多湿で、夏着物が育つ環境、
さらに雪さらしという考えは、
冬には豪雪地帯となる、雪深い小千谷こその逸品です。
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創業より取り扱いさせて頂いている小千谷の着物ですが、
2004年の地震により一時中断。
この度正式な復興のお知らせを頂戴し、
記念価格でご協力をいただける運びとなりました。
値段に驚かれるかもしれませんが、
品質は間違いのないものです。
100% 新潟 小千谷でつくられています(本場マークをご確認下さい)。
小千谷縮 は 国の伝統工芸品にも指定されています。
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本当に日本は多岐にとんだ風土と地形のおかげで、
私が欲しい地球に根付いた着物が沢山。
弊店で一番高い着物は100万円の
からむし織。 母と何度も断腸の思いで(?)
仕立てて、二人で着てしまおうかと相談したのですが、
もったいなくって、(貧乏性なので)未だに後生大事にしまってあります。
そのお宝はこちらでご覧いただけます。http://0719.shop3.makeshop.jp/shopdetail/002001000004/brandname/
そして、先ごろ「地球に根付いた着物」で
1000万円の着物を見せていただきました。
こちら!
素材、糸の染め方、織り方など、全て風土の技法を生かし、つくられたもの。
そして誰も継承するものがいないので、希少性があるからこの値段だそうです。
贅沢な金糸やプラチナをつくるのではなく、
さらに人間国宝が描くのではなく、
地元の人が、昔からの方法で、そこにあるものでつくった着物。
私はそういった着物をみると、そこにこめられた思いや・時に、
感動せずにはいられません。
そして残念なことにこういった着物は、
継承者がいなくなり、地場産業が変わったりとして、
消えていく着物なのです。
・・・・しめっぽくなりました。
取り直して、明日は手作りのイベントの会です。
よかったらぜひいらしてくださいね。
詳細 img/2007/04/post_111.html

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