04th 6月 2007

戦争の反対は平和じゃない

「戦争の反対は平和じゃない。」

戦争の反対は、「創造」



これはミュージカルRentの歌詞。
初めて聞いた時、「ハッ!」とさせられました。
平和で怠惰にすごすのではなく、
新しいことにチャレンジし、文化を育てていく、精神を持ちたい。
(写真は下駄のお誂え会で、オーダーしてくれたアメリカ人とオーストラリア人のお客様と。
この職人さんは全国を渡り歩いてらっしゃるのですが
「こんなに外国のお客さんがいる店はありませんよ!」と驚いてくださりました。
この小さなさかえ屋にわざわさお運びくださる外国の方々。
戦争世代の母にとっては、戦争ではなく、海外の方が和の文化に魅せられ、
来日してくださることは何よりも嬉しいこと)
私も「創造」の担い手でありたい、そう願い・・・
去る6月1・2・3日、
呉服屋、2度目の夏を迎えるにあたり、
浴衣文化の普及のためのイベントにチャレンジしました。

1日目 金曜日
手作り巾着教室の会
夏からロンドンに旅立つMIKIKO先生最後の会。
昔はこうやってなんでも手作りしたのです。
だから伝統的な日本のものって意外とシンプル。


着物も8回しかはさみをいれていませんし、ほとんどが直線縫い。
それは自分で縫っていたからです。


もう少し早く生まれていたら裁縫が出来ないので、
結婚できないと毎日脅されていたでしょう・・・

2日目 土曜日 お誂え下駄の会

お好きな台と鼻緒を選び、
職人さんがぴたりとあなたのサイズに仕上げてくれます。
サイズがあってないと、お出かけもつらいですよね。
だから私の持論は足元にはお金使う!です。
おうちにあがったときも、
玄関におかれた、お靴が一番注目されるんですよね。


台だけでも、木の違い、加工の違い(焼いてあるとか、塗りをしているか)、形の違いで、数十種類。
(写真をみてみてください!女性用の下駄だけでもこんなに。 
前日はMIKIKO先生がいらした場所は、土曜日には下駄展覧会に!)
さらに鼻緒も、今回の職人さんのこだわりにより、
ほとんどとれない木の皮を加工した鼻緒、
さらには二つの布をつなぎ合わせたものまで、多種多様。


その中でお好きなものを選んで作ります。
オーストラリアのキャサリンは、外交官のためか、
とても日本製にこだわる。
中国のものはいや!と、
結局、桜の木の皮で作られた台、
からむしの鼻緒で、高級な下駄を作られました。

3日目 日曜日 
着物の醍醐味「お誂え」というものが、本当はどんなものかを
知っていただきたいと、
江戸手描き友禅染絵師で、
伝統工芸士の小柳津公龍先生に頼み込み、
(おそらく3回は先生の家に頼みに行きました)
なんと、世界初 !浴衣に手描き会を開催!
(※本当は「お誂え」とは、
反物を選んで、仕立ててもらうことではなく、
反物を自分好みに作ってもらうことなんです)
そして会場はいつもかわいがってくれる
芸者の菊姐さんとぼたん姐さんの取り計らいで、
彼女達のお店をお借りさせていただきました。

(写真は 初代いわく「男が寄り付かないドクロ柄の浴衣」 をきて
今回お誂えをしてくださったお客様共に。
おそらく彼女が一番先生の若いお客様だと思う。
自分のお財布でちゃんと払っている!という意味でね!
お花は、菊姐さん (姉ではなく、女偏にハシゴで姐さん!)から )
 
取材をして下さった外国人の記者さんも、興奮のあまり、
その場で浴衣のオーダーをしてくださり、
仕立てが出来ていなかったため、帯に先生が絵を描いてくださいました。
なんと着たままです! すっごい、Sexy~!


 そしてこちらが、お誂えで描かれた「うさぎ」の浴衣。
「うさぎ」が現在のラッキーチャームということですが、
なかなか浴衣で「うさぎ」柄で、大人っぽいものがない・・・
ということで、お誂えをされました!
その場で先生と構図を相談し、すぐに浴衣に書き入れます。
そして、いつも大変 お世話になっております
Oisixというベンチャーのお客様は、竜でお誂えをされました。
本当に素晴らしい作品が目の前で作られていく、
その興奮をみなさまと共有させていただければと思いますので、
よかったらこちらもご覧下さい>http://picasaweb.google.co.jp/kahori.ochi/gJMReK
(今回先生の特別な取り計らいで、
反物・仕立て代・絵付きで 5万6千円(税別)とでさせていただきました。
「ゆかり ← 今もって私の名前を間違えて覚えている。 には、これからがんばってもらいたいからさ」っと、涙 T T  )

1日目に来ていた着物も見ていただきたく、最後に乗せました。
これは母が私の年齢で着ていた着物を仕立て直してたものです。
そして帯締めは、私が自分用に仕入れたら、
母が販売してしまったあの野澤組紐からいれてた水色の帯締め!
もう一度職人さんに作っていただいた、貴重なもの。
水色を入れるだけで、涼しげに見えるでしょ?
写真のクリスは、この3日間、連続で出席してくれた、
私の一番のお客様であり友人。
いつもありがとうね!
最後に・・・・
今回お世話になった方々にこの場を借りて感謝をさせてください。
MIKIKO先生  今回も助けてくれてありがとうね。 ロンドンでの生活が充実し、更なる自己表現につながるよう、お祈りってる。 でもMIKIKOちゃんならだいじょうび!
下駄職人 菅原さん  若い方に伝えられるものがあるということは、すごいことです! 大変忙しい中、こんな小さなお店に力を貸してくださり、本当にありがとうございます。
小柳津先生  先生と出会えてなかったら、私の呉服屋さん人生はもっとはつまらなかったと思う。私にとって人生の恩人!  本当にいつもわがままにつきあってくれて、ありがとうございます!
菊姐さん ぼたん姐さん うたこ姐さん   女の鏡いや、人間の鑑です。 
    この30という微妙な時期に、いい大人に出会えてよかったと思っています。
るぅさん おいしいケーキをありがとうね。年下とは思えない、人間の深さのあるかただと感心させられました。 
そして、今回も初代と専務(叔父)は、老体に鞭打って、私のイベントをサポートしてくれてありがとうね!
こうやってアルクさんでのブログも終わりかと思うと、書きたかったなあと思うい事が沢山あります。
ピッチを上げて、書いていくつもりですので、よかったらもうしばらくおつきあいください。
次回予告は・・・・
「本当は怖い 呉服屋さん!? こんな着物は買っちゃだめ!!」
  

リサイクルの買取でもちこまれた、着物用のショール。 値札みてびっくり!

2 Responses to “戦争の反対は平和じゃない”

  1. 座間かおり Says:

    越智さん
    素敵過ぎます!
    当日参加できなかったことが悔しくてなりません!
    浴衣は作りたいので、いつか必ずリベンジに行きます♪
    または,是非是非都内や横浜でこのようなイベントを
    してください!!
    お願いします!!

  2. 越智 香保利 Says:

    座間さん
    着物キャスターさんの座間さんに
    そのように言っていただけると、
    大変光栄です。
    座間さんの言葉を励みに、
    都内でのイベントができるよう
    努力したいと思っています!!
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

Leave a Reply